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CLANNAD AFTER STORYレビュー感想 21話


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21話 『世界の終わり』 公式サイト21話
  • 脚 本 :志茂文彦
  • 絵コンテ:北之原孝将
  • 演 出 :北之原孝将
  • 作画監督:堀口悠紀子
【公式サイト あらすじ】
汐が突然熱を出して倒れてしまう。
その症状は渚と同じものだった。医者からも原因が分からないと告げられ、打つ手がない。秋生や早苗に助けられながら、懸命に看病する朋也だが、一ヶ月が過ぎても汐の熱は下がらなかった…。

【レビュー/感想】

光の玉:現在13個

急に体調が悪くなり、古河家で倒れた汐。医者の診断は・・「渚と同じ病気」ということだった・・。せっかく取り戻せた親子の関係。これからは楽しいことがいっぱい待ってるはずだった。汐と楽しい思い出をたくさん作っていくはずだった。でも、楽しいことを目前にいつもそれはやってきた。これは運命なのだろうか・・・。こうして抗いようのにない運命の中で俺たちは翻弄され続けるのだろうか・・。
『朋也、、こいつの父親は誰だ・・?』『………俺です…』『なら…おまえはしっかりしていろ…』…分かってる…分かってる…でも、それはあまりに辛い現実で…でも、渚を失った時のようにはいかない。こいつだけは俺が守るんだ…。でも…俺は…これまで出会ってきた父親たちのように生きられるだろうか。オッサンは強い人だった。渚を失ったのは俺だけじゃない。俺の親父も立派な父親だった。すべてを犠牲にして、俺を育て上げてくれた。そんな強い親になれるだろうか…。
ここで幻想世界XI。これはアニメの利点だね。幻想世界を上手く挿入してきてたんで、現実世界とのリンク(並行)がよく見てとれる。長い長い終わりの見えない目的地を目指して二人で歩く。21話最後の旅行に出かけるシーンと背景描写も被ってていい感じ。
翌朝、”パーン”という音が岡崎家のアパートまで聞こえてきた。外では楽しい運動会が始まっていた。
一週間、、二週間、そして一か月が過ぎた。汐の病気は一向によくならなかった。毎日毎日自分は仕事に行き、汐のことは早苗さんに任せる、、、早苗さんに言えば「迷惑なんかじゃありませんよ」そう言ってくれるだろう。でも、この状態を続けるなんて自分にはできなかった。朋也は会社を辞めることを決意する。辞めた先のことは分からない。不安だらけだった。でも、親父だって、そうだったはずだ。いろんなものを犠牲にしていった。だから俺も、固い決意の元にそうした。
朋也はここで使っていた私物を片付けた。握り跡のついた斜ニッパ。センチ刻みをつけたナイフ。何度となく研ぎに出して、二周り小さくなっていた。ジョニーさんにもらったタオル。何回も洗って、薄くなっていた。そして、芳野さんにもらった工具袋と、傷だらけのドライバーセット。使い慣れた工具を鞄にしまうと、ハンガーだけが残った。がらんとしたロッカーだけが残った。結構広かったんだな・・。いつからか、物が多くなりロッカーが狭く感じていた。自分の私物を片付けて外に出ると芳野さんが待っていた。長い間組んでいたが滅多に見られなかった笑顔で、優しい言葉をかけてくれた。『いつでも戻ってこい』戻ってくるための口実だ・・と言わんばかりに芳野さんは芳野さんのドライバーと自分のドライバーを交換してくれた。俺は何も言えなかった…言えば言葉以外の物が溢れかえってくる、そんな気がした。
ここら辺の描写は原作準拠。欲をいえば私物を片付ける描写と、ここでの生活をフラッシュバッグで表現してほしかったかも。
汐はずっと家にいた。病院に入れる事も考えたが、何より汐が家にいたがったからだ。汐の着替えをタンスから取り出す朋也。たこがプリントされパジャマだった。汐はほんとにタコが好きだな。ふりかけもタコさん味だもんな!どんな味がするのか気になるぞ。着替える前に着てたパジャマはだんご大家族のパジャマ。こんなのまだ売ってるんですね。まぁ、原作もだんご大家族のパジャマ着てたけどね。
汐はもう1人で着替えができない。1人でトイレも行けない。食事も柔らかい物しか食べられない。このアニメオリジナルの説明文はKeyのシナリオの独特の退行現象を上手く表現できていていい感じだね。だんご大家族のパジャマと朋也の1日分の着替えが干されたベランダ。台所のシンクには汐の一食分の食器が洗い物に出されていた。朋也の生活リズムも怠惰にならず、マメに掃除洗濯食事が行われていた。
『汐、欲しいものあるか?』『ううん・・』『あったら言えよ、、お菓子でもおもちゃでも何でも買ってきてやるからな』『…旅行したい』『旅行?』『またパパと旅行したい』『あんなの楽しくなかっただろう・・パパ機嫌がわるくて大声だしたりしてさ・・・』『楽しかった、また旅行したい』『元気になったらな』『いま、旅行したい』『汐、、無理言ってパパを困らせないでくれ…』一人娘の、たった一つの願いも聞いてやれないのか…俺は・・。渚、、俺はどうすればいい?こんな時におまえがいてくれれば、、。ここの表現はアニメのが丁寧に描写してくれてるけど、朋也の心情はちょっと伝わりづらいかな。原作と違ってアニメは渚にすがるシーンが多くみられるよね。まぁ、写真立ての渚が可愛すぎるしな・・(笑)あれを見ればいつでも渚・・渚・・となりそうだが。原作だと、俺が、、俺が、、という自分の父親が一人ですべてを犠牲にして育ててくれた。それが今の自分のできるのか?という自分の父親と重ねた描写が垣間見れるんで、アニメの渚を頼ってるシーンはちょっと違和感があるよね。

買い出しから病院前での秋生との会話や描写が、原作とかなり違ってます。多分表現の違いから考えて、

アニメ⇒仕事を辞めたのを知ってるのは秋生と早苗両方(二人に止められたという描写あり)
原作⇒仕事を辞めたのを知ってるのは早苗だけ(秋生は仕事を今現在行ってないのであって、辞めてないと思ってる)

という事から以下の様に描写を変えてるんだろうね。違ってたらすまん(笑
アニメ⇒秋生とは岡崎家アパートから2人で買い出しにでかける 原作⇒1人で買い出しにいく最中に秋生と出会う。
アニメ⇒秋生も煙草を吸うのをやめる  原作⇒秋生は煙草を吸う。
『なぁ、人はここにあった自然を犠牲にして病院を建てた。次は何を犠牲にしようとするんだろうな』
アニメ⇒『町はずれの丘が切り崩されてる、ショッピングモールができるらしい』
原作⇒『そんなものいくらだってあるさ、おまえだって、毎日、町の形を変えていってんだろ』『ああ・・・』俺は、曖昧に頷くことしかできなかった。『山は切り崩され続けていく、駐車場にするんだと』

まぁ、勝手な推察なんで、原作は秋生も仕事を完全に辞めてるのを知ってるのかもね。ただ、辞めるのを止めたのは原作では早苗さんだけになってたんで、アニメの表現の違いから気になりました。

後半パートスタート。BGMは 「MABINOGI CLANNAD arrange album」より”生まれ変わった新しい生命”
ここにきて朋也の髭が手入れされてなかったり、冷蔵庫の中身が空っぽになり、朋也の所持金が尽きている事から、早苗さんや秋生が定期的に岡崎家に訪れていない事が窺える。Key特有のスポットを当てたキャラクターが外界から段々と隔離されていく描写だね。後半パート冒頭で街中を人々が行き交うシーンが描写されていたのに、2人ででかけた最後の旅行は、幻想世界のガラクタと少女とリンクさせるかのように、孤独な2人、2人だけの世界かのように、街中はガランとしてしまっていた。アパートから外を見つめる朋也。そこにはかつての記憶。幻想世界の光景が蘇っていた。汐の望み、「パパと旅行したい」をついに了解した朋也。
行くな、、朋也、、その先の結末は、、。なんつか、結末知ってるだけに既に泣けてきた・・・。
駅までの道のりが長い、、それはかつての旅の終点を目指した2人とリンクしている。ここにきて幻想世界との描写とのリンクが非常に上手い。
こんなに弱ってる汐、、見てられねぇ、、ああ、、だめだ、、。汐、、その台詞の先にあるものは、、、(泣)
「パパ、、」「どうした?汐?」「いまどこ?もう電車の中?」「ああ、もう電車の中だ、、」「暗、、い、、、夜な、、の?」「そうだよ、、、真夜中なんだ、、」「そう、、パパ、、大好き」「ああ、、パパも、、汐が大好きだ、」「ふふ、、」
最後にパパからの愛情を受けて笑う汐、、だが、その汐も笑顔を最後に力尽きてしまう。
「うしお?、、うしお、、うしおぉ~~!!!」汐が、、汐が、、、そんな、、汐と過ごした親子としての時間が蘇る。短い時間だったけど、家族としての深い絆、、楽しい時間、、それが失われてしまう「こんなのは嫌だ、、なぎさ、、うしおを助けてくれ、、なぎさ、なぎさぁ~、誰かうしおを助けてくれー」
必死に助けを求め絶叫する朋也、、渚にすがるシーンが多くて違和感ありですが、それを吹きとばすかのような熱演、素晴らしい描写に号泣。いいね。原作の絶望したシーンをこんなに上手く表現してくれるなんて大満足。
汐編終了。来週はタイトルからして渚True ED。もっともっと汐の動いてるシーンを見たかった。オリジナルシーンとかも見たかったけど、限られた時間でほんと上手くまとまってて、大満足です。さて、来週の本編最終話に期待!



よければおねがいします。



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